所在地：九州地方
施工年：2020年
以前お仕事をさせていただいたお客様よりご連絡をいただきました。
アイアンで作った門扉が錆びてしまったので補修したいとのご依頼。なんと18年前に製作したものでした。
錆落としをし、再塗装しました。錆びたとはいえ端々に大切に使っていただいた痕跡を感じ、我々も丁寧に補修させていただきました。
鉄は錆びるものですが、大切に使えばずっと長持ちするものでもあります。
新品の時とはまた違う鉄の表情をもった、本物を感じさせる鎚絵の製品です。
・門扉
美術塗装で黒鉄の雰囲気を出しました。
・門灯
フロートガラスをステンドグラスの製法で箱にしています。
水が溜まりやすいということもありだいぶ痛んでおりました。
全体的にケレンし、塗り直しています。
・表札
立体的な交差がレーザーカットとは違うオリジナル製品の強さを生み出しています。
持ち帰ることができなかった為、現場で補修しています。
丸鋼を尖頭に加工しながら筆致のイメージを再現しました。
・手型
粘土で型取りし、インスタントセメントで成型しました。
「Dec．2002」との記載が18年前である間違いのない記録になっています。